J クリニック(内科)併用住宅  
 


■データ

構造 RC造地下1階地上3階
敷地面積 196.16m2(約59.44坪)
床 面積  413.68m2(約125.35坪)


 



>J クリニック


>プラン(平面図)

>工事写真





■コンセプト
幾つかの光庭や前庭を建物に溶け込むように配置して、季節や時間の変化と共に動く光を楽しめる万華鏡のようなクリニック併用住宅を提案しました。それは同時に建物の外観に多様な表情を与え、周囲と調和した親しみやすいクリニックとなりました。また、壁で仕切るのではなく庭で緩やかに各部屋を仕切ることで、家の中に居ても外の光と風と緑を身近に感じられる計画としています。更に庭の上部から入ってくる光は、ガラスやタイルに反射しながら1階や地下のクリニックへも光を落とし、地階に居ることを感じさせない明るい地下室となりました。
また、すべてのフロアがぐるぐるまわれる回遊性のあるプランなため、住宅の家事動線や、クリニックの裏動線等、使いやすいコンパクトな動線計画としています。



■仕上げ材
○屋根
・アスファルト防水コンクリート
○外部壁
・RC外断熱
○内部壁
・漆喰、コンクリート打放し、AEP塗装
○内部床
・モルタル、チーク無垢フローリング

■掲載雑誌
O- cube162 掲載

Gainer 2015年1月号(光文社)


 

 
外観を見る。
待合室。左側はモザイクタイル貼りの受付。奥に見えるのは光庭の吹抜
地下のカウンセリングルーム。階段下のスペースをRの形にして利用。
 
地下の美容系クリニック廊下とメイクコーナー
2階リビング。正面は中庭テラス。右側は地下まで吹き抜けている光庭。
テラスと一体になったリビング。

3階は杉型枠を用いた打放し壁の寝室

コンクリートで出来たキッチン
 
地下まで吹き抜けの光庭と中庭テラス
地下の防音室
Photo:Tsukui Teruaki