新吉田の家  
 


■データ
敷地 神奈川県横浜市
構造 地下1階RC造+地上2階木造
敷地面積 105.67m2(約31.96坪)
床 面積   86.16m2(約26.06坪)


 




>新吉田の家

>プラン(平面図)

>工事写真



■コンセプト
 横浜市の高台に建つ住宅。震災直後、読書好きなクライアントから、高い位置の本も出し入れしやすく、地震でも本が落ちにくい本棚のある家の依頼がありました。 また、同時に高台の景色を眺めながら
読書の楽しめる空間が求められました。  そこで、西側の壁を斜めにすることで、子供から老人まで簡単に登ることができ、高い位置の本も容易に出し入れ可能である本棚のある家の提案を行いました。 棚板を斜めの壁に対して垂直につくることで、地震時の落下防止にもなる安全な本棚となりました。
  また、壁を斜めにすることで、空間に広がりを与え、室内からの眺望を生かす役割も果たしています。



仕上げ材
○屋根
・ガルバリウム鋼板
○外部壁
・ガルバリウム鋼板
○内部壁
・シナベニヤ
○内部床
・ウォールナット複合フローリング

■受賞
神奈川建築コンクール

■TV
渡辺篤史の建もの探訪 (テレビ朝日)

■雑誌
TheHaus (韓国)


 

 
のぼることが出来る壁一面斜め本棚のあるダイニングスペース。
眺望を取り込む窓と斜め壁のある外観。

ダイニングからリビングへ連続した斜め本棚。吹き抜け越しに外へと視線が抜けて広がりを感じる。

オリジナルのローテーブルのあるリビング。右側は光を取り込む中庭テラス

キッチンとパントリーの上部は家族で使える大テーブル。大開口に面した明るい書斎コーナー。
ダイニングとリビングをつなぐ大階段とのぼれる斜め本棚。

大階段に座って本を読んだり、景色を眺めたり。好きなところで読書を楽しむ。

 
Photo:Teruyuki Tsukui